「市政」

国保税(介護分)引き上げ中止を

共産党議員団が市長に申し入れ

調布市はこの四月から国民健康保険加入者の保険税の内、介護負担分の引き上げを検討しています。

 日本共産党市議団は長友市長にたいして「国保には低所得者が多数加入しており、生活に与える影響が大である」として来年度分の引き上げ中止を提案し申し入れました。

 市が計画している引き上げ案は、加入者一人に付き、年額10,500円から11,700円(引き上げ額1,200円)と一世帯に付き6.39パーセント(平均1,323円)です。値上げによる増収分は約3000万円です。

申し入れ文は次のとおりです。


調布市長    長友貴樹 様

国民健康保険税に係る介護相当分の税額改定に関する緊急申し入れ

 貴職におかれましては市民福祉向上のために日夜ご尽力いただいていることに敬意を表します。また06年度予算編成作業の大詰めの段階を迎えご労苦の絶えないことと推察いたします。

 国民健康保険税の改定について、医療分は各種税制改正の国民生活に対する影響を考慮し、来年度は据え置きとの方向は評価するものです。しかし、介護分に関しては、引き上げを予定しているということですが、据え置きをお願いしたく、申し入れるものです。

 理由としては、来年度は@定率減税の廃止による増収が見込まれること。A介護保険制度の大きな改定が実施されることにより、介護保険サービスの利用状態の変化など、制度運用にあたっての不確定要素が大きいことなどです。

 国民健康保険運営協議会に提出された資料によると、介護分の引き上げによる増収は約3000万円です。来年度は先に挙げた不確定要因に鑑み、一般会計からの繰り入れによって、市民生活への負担増を抑制していただきますようお願いいたします。

       2006年1月19日 日本共産党市議団

                                     雨 宮 幸 男

                                     任 海 千 衛

                                     武 藤 千 里